2011年07月21日

故事ことわざの問題(10)

昼間の(むしあつ)さから一転、涼しい夜になりました。
颱(たいふう)の影響で雨が霈(さか)んに降りましたが、
濕氣もそれほどなく過ごしやすいです。

」は湿の旧字体、見るからにジメジメした漢字ですよね〜。

週末にはまた旱(ひでり)が戻ってくるようで・・・
束の間の解放感の中、やるべき事はやっぱり漢字の勉強??
という訳で、久しぶりに故事成語を載せます。


1.黙に過言無くカクに過事なし。
     言動は控えめにしておいたほうがよい。=沈黙は金。カクはつつしむ意。

2.シュスの小袖に木綿裏。
     物事の不釣合いなことのたとえ。シュスは上等の織物の一種。

3.当てゴテなしに左官は出来ぬ。
     当て事(目的)を持たなくては何事も出来ない。

4.世上のキヨは善悪にあらず。
     世間の評判は必ずしも物事の善悪ではなく、時勢に影響されやすい。

5.テイヨウ藩に触る。
     身動きができない。進退きわまることのたとえ。

6.一淵にはリョウコウならず。
     一つの集団に二人の実力者はいっしょにいられないこと。

7.ケタイが悪い。
     縁起が悪い。気持ちが悪い。ケタイは占いの結果。

8.ケダイ者の食急ぎ。
     仕事もしないで、食事だけはせっせと急いで食べるということ。

9.ロウボウ珠を生む。
     立派な子供がいるのを褒めることば。年老いて子供ができること。

10.性は猶タンスイの如し。
     人の生まれつきの性質は、やり方次第で善にも悪にもなる。
     タンスイは渦巻いている水。タンスイが、東に出口をつけてやれば東に
     流れ、西に出口をつけてやれば西に流れるようなもの。

11.方なれば水方なり。
     容器が四角形ならば、中の水も四角形になる。
     君主の行いの善悪によって民の行いも決まるというたとえ。

12.イッキを以て江河を障(ささ)う。
     わずかな力で天下の大乱を平定しようとするたとえ。
     できるはずのないことを試みるたとえ。
     イッキは一つのもっこ(土などを持って運ぶ道具)。





1.愨
2.繻子
3.鏝
4.毀誉
5.羝羊
6.両蛟
7.卦体
8.懈怠
9.老蚌
10.湍水
11.盂
12.一簣


湍水って気持ち良さそうですね・・・。
」に湍水をかけて流してみたいですね。(^-^)/

大したオチでなくスイマセン。軽く流してください。
それでは、またです。

ラベル:漢字 故事成語
posted by fuji-moca at 00:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 故事成語・ことわざ集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月25日

首を長くして・・・

またまた漢検の試験内容のことで恐縮ですが、
1級の故事成語・諺の書き問題で、こんな問題がありました。

問.ロクロ首が雪花菜を食う。

解答: 轆轤

「轆轤首」って過去にも出題されていて、
平成21年度第2回ではこんな問題でした。

問.ロクロ首が油を嘗めるよう。

どっちの諺も、なんじゃそりゃ? って感じですが、
意味を調べました・・(^ ^)

油を嘗める方は、行灯(あんどん)の油のことで、
伸びたり縮んだり、ふらふらして全く落ち着きの無いこと。

雪花菜を食う方は、雪花菜(きらず)はWおからWのことで、
日本国語大辞典によれば、詰まる意のたとえに言うそうです。
何でおからなのかは分かりませぬ。。

他に、「轆轤首の反吐(へど)」というのもありまして、
こちらは長くて見苦しいことのたとえ、だそうです。(「成語林」小学館 より)

轆轤首の生態や生活態度は知る由もありませんが、
あまり褒められたものではなさそうですねえ。
放蕩不羈(ほうとうふき)といったとこでしょうか。

まあそれはいいとして、漢検の合否結果、首を長くして待っています。
それでは。
ラベル:漢字 漢検
posted by fuji-moca at 23:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 故事成語・ことわざ集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月11日

故事ことわざの問題(9)

霖(ながあめ)になりました・・・。雨
12日は、関東東北でも霈(おおあめ)になるとのこと。
 「百日の日照りには飽かねど一日の雨には飽く」
という諺がありますが、その通りですね。

fuji-mocaは基本的にデスクワーク、外の天気にはあまり関係ないですが、
曇ったり雨が降ったりすると暗くなるので、オフィス内は照明が点きます。
つまりエネルギーを消費する訳ですが、おかげで仕事はやり易くなるという・・。
フクザツです。

さて、今回は故事成語・ことわざ集、少ないですが10問ほど。


1 クンユウは器を同じくせず。
    善人と悪人は同じ場所にいることができない。

2 カンテンの慈雨。
    苦しい時の救いや、待ち望んでいたことが実現することのたとえ。

3 デッすれどもクロまず。
    悪い環境に置かれてもその影響を受けないたとえ。

4 ケツの犬ギョウに吠ゆ。
    主人がどんな人間であろうと、忠実に働くことのたとえ。

5 甲がシャリになる。
    めったにないことのたとえ。シャリは火葬にしたあとの骨。

6 寒にカタビラ、土用に布子。
    物事が反対で無意味なこと。季節はずれの用のないもの。

7 袴のマチに雑魚溜まる。
    起こるはずのないこと。また、予想もしなかった幸運のたとえ。

8 カイは使えず舵より取れず。
    使いたい手段を事由に使えず、うまく事に対処できないたとえ。

9 エンカの駒。
    束縛を受けて自由に動けない、また、能力が十分でないこと。

10 ヒチョを失う。
    サジとハシを思わず手から落とす。非常に驚いたさま。




<解答>
1 薫蕕
2 旱天
3 涅・緇
4 桀・尭
5 舎利
6 帷子
7 
8 
9 轅下
10 匕箸


慈雨にしては長く降り続く雨。
梅雨ではないのでジメジメ感は無いですが、
沛然たる雨の予報に気分は少々物憂いですね。。。
それでは。
ラベル:漢字 故事成語
posted by fuji-moca at 23:59| Comment(2) | TrackBack(0) | 故事成語・ことわざ集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月16日

故事ことわざの問題(8)

22年度第1回の漢検(6/19)に向けて、そろそろ対策を講じます。
大体いつも、2ヶ月前からあれこれ考えますが、
ベースとなる参考書(問題集)は、現在検討中・・・。

前回(22年度第3回)の漢検では故事ことわざの問題が散々だったので、
故事を中心に勉強しようかな。

という流れで、今日は故事ことわざを10問書き込みます。


1 ヒンセンの交わりは忘るべからず。 
    貧しい時代のは忘れることなく大切にしなければならない。

2 虎ウソブけば谷風至る。 
    英雄が出現して天下に風雲が起こることのたとえ。

3 シャミから長老にはなれぬ。 
    順序や段階を踏んでいかなければ上位に上がれないということ。

4 飽かぬは君のゴジョウ。 
    主君の命令であれば、無理なことであってもいやとは思わない。

5 一髪センキンを引く。 
    一筋の髪の毛でセンキンの重さの物を引く。きわめて危険な状態のこと。

6 ロウキ、櫪(レキ)に伏す。
    名馬も老いて馬小屋に身を伏せている。
    すぐれた人物が不遇のまま老年になるたとえ。

7 子は三界のクビカせ
    親は子を思う心によって、一生苦労の絶え間がない。

8 千貫のかたに編み笠イッカイ。 
    大きな元手に対して利益が少なすぎることのたとえ。
    【類】百貫のかたに猿一匹

9 ゴソは五技にして窮す。 
    多くの技があっても中途半端な能力では結局役に立たないこと。
    五技:飛ぶ、木に登る、泳ぐ、掘る、走る

10 ショウチ本来定主無し。
    名勝には専有する主はいない。
    美しい景色は、それを見る人の心にまかせて味わうのがよい。
 
11 大行はサイキンを顧みず。 
    大事業を志す者は、細かい事柄に頓着しない。
    【対】毛を謹んで貌を失う。

12 タイコウは拙なるがごとし。 
    本当にすぐれている者は、かえって下手なように見える。





<解答>

1 貧賤
2 
3 沙弥
4 御諚
5 千鈞
6 老驥
7 首枷
8 一蓋
9 鼯鼠
10 勝地
11 細謹
12 大巧


使い道がなく役に立たないものを樗櫪(ちょれき)と言いますが、
漢検1級は樗櫪か? などとたま〜に思います。(仕事でひどく疲れた時など。)
まあ、資格といっても専門技術では無いですからね・・。

イヤ!そんなコトは無い!
漢字知識は世の中に十分役立っている、と自分に言い聞かせ、
日々切磋し、毎回1級にチャレンジしています。
漢字道も開拓すれば大逵(たいき)になると信じて。




posted by fuji-moca at 18:57| Comment(3) | TrackBack(0) | 故事成語・ことわざ集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月14日

雷霆と雷震 〜その後〜

以前、拙ブログで、
「動くこと雷霆(らいてい)の如し」は、『孫子』軍争篇にある言葉です。
という記事を書きました。
http://fujimo-kanji.seesaa.net/article/186112967.html

その後、「「動くこと雷震(らいしん)の如し」 が正しいのでは
とのコメントを頂き、
「雷霆」の出典は『かつ冠子(かつかんし)』である、とのコメントも
読者の方から頂戴しました。
↓かつ冠子の出典
http://ctext.org/he-guan-zi/shi-bing/zh

(その節はありがとうございました。)

さて、実はfuji-moca、それから色々と調べまして・・・
図書館から借りた文献の返却期限が今週末なので、
調査結果を載せておきます。

『新釈漢文大系 第36巻 孫子・呉子』 明治書院 昭和47年11月初版
この本によれば、「雷霆」は清代の考証学者孫星衍が改めたものだそうです。
いろいろ諸説あると思いますが。。。
↓孫星衍について
http://kotobank.jp/word/%E5%AD%AB%E6%98%9F%E8%A1%8D

以下に、漢文大系に書かれている内容を一部記します。

 ・・・「雷」はかみなり。「震」に雷鳴の物を振るわせるを言う。
 「如雷震」はすばやく動いて打撃を与えるの意。
 孫星衍は、「震」を「霆」に改めている。『開宗』『古文』も同じ。
 霆はいなずま(電)。・・・


とかとか、今や毎日必ず目にする漢字ですネ。。。
今回のブログネタと偶々結びついただけですが、
どうも敏感になってしまいます。

それでは、また。

ラベル:漢字
posted by fuji-moca at 01:06| Comment(3) | TrackBack(0) | 故事成語・ことわざ集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月20日

故事ことわざの問題(7)

久しぶりに、故事・ことわざの問題です。
3連休、特にどこへもいかず自宅で過ごしており、
ブログ作成にもいつもより時間をかけています。
毎回この位ボリュームのあるネタを書ければいいのですが、
なかなかそうもいかず・・。


1 シシとして息(や)まず。 
    せっせと勉め励んでやめない。

2 シシの角を蜂が刺す。 
    どこまでも付きまとって害をなすもののたとえ。

3 ゴイを歌う。 
    世間に認められないことをなげく。

4 君子はホウチュウを遠ざく。 
    徳のある人は料理場を自分の部屋から遠ざける。

5 告朔のキヨウ。 
    形式だけの礼であっても、古くからの行事や習慣は廃止
    しないほうがよいということ。 

6 スイトウを以て泰山を堕(こぼ)つ。
    微力で大敵に立ち向かっても少しも効き目が無いこと。

7 を佩びて以て己を緩くす。
    自分の短所を自覚してそれを改めようとすること。

8 ラキ千箱一暖に過ぎず。 
    無駄な贅沢は必要ないということ。=起きて半畳、寝て半畳

9 兎を得てテイを忘る。 
    目的が達せられると、それまで役立っていたものや手段を
    忘れてしまうというたとえ。=魚を得て筌を忘る。

10 コウショクは明を以て自ら鑠(と)く。 
    才能や長所のためにその身を滅ぼしてしまうことのたとえ。

11 ケサと衣は心に着よ。 
    うわべの飾りによってではなく、心からの帰依で真の信仰が
    成り立つということ。

12 河魚のフクシツ。 
    国が腐敗して内部から崩壊するたとえ。

13 アシの髄から天を覗く。 
    限られた知識や経験で、大きな問題に勝手な判断をするたとえ。
    =管を以て天を窺う・針の穴から天を覗く

14 カンタンの歩み。 
    自分本来のものを捨てて他人をまねても、中途半端になり
    元も子も無くしてしまうということ。

15 ショウショウの患え。 
    身近な心配事。内輪の争い。





<解答>

1 孳孳(孜孜)
2 鹿
3 五噫
4 庖厨
5 餼羊
6 錐刀
7 
8 羅綺
9 
10 膏燭
11 袈裟
12 腹疾
13 
14 邯鄲
15 蕭牆


※問2 鹿を「シシ」と読みますが、鹿威し(ししおどし:案山子のこと)
    なんてという言葉もありますね。

※問3 「噫」は「ああ」という感嘆詞のことば。
    後漢の梁鴻(りょうこう)が、世を嘆いた五行の詩の各句の終わりに
    「噫」の字を置いたことから。

※問5 「餼」は1級の漢字ではありませんが、「告朔餼羊」という四字熟語で
    1級出題対象となります。
    告朔は、昔中国で行われた、毎月朔日(ついたち)に羊を供え祖廟に
    告げる儀式。餼羊は、いけにえの羊。

※問7 柔らかいなめし皮を身につけ短気な性格を反省しようとした故事から。
    =韋弦之佩(いげんのはい)

※問8 羅は、うすぎぬ。綺は、あやぎぬ。
    どんなに衣服を持っていても、着て暖まるには一枚あればよいということ。

※問10 膏燭は、油を燃やすともしび。
    ともしびはその明るさゆえに自ら溶けて灯し尽くされる。

※問12 腹疾は、腹の病気のこと。魚の腐敗は腹の中から起こることから。

※問14 邯鄲は、中国の戦国時代の趙(チョウ)の都。
    燕(エン)の寿陵の若者が邯鄲に行き歩き方を学んだが、都会の
    スマートな歩き方が身に付かず、結局自分の故郷の歩き方も
    忘れてしまったという故事から。

※問15 蕭牆は、垣根のこと。転じて、一家の内部。

 
H22年度3回の1級試験では、故事・諺の問題で10問中正解が6問。
合格者の平均正解率よりも下回りました。
故事・諺の平均点自体も、他の設問よりは低いのですが・・・
まだまだ覚えるべき漢字や熟語はたくさんあります。

次の漢検受検まで3ヶ月、孳孳として漢字の勉学に励みたいと思います。


posted by fuji-moca at 18:42| Comment(4) | TrackBack(0) | 故事成語・ことわざ集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月10日

四面楚歌より。

楚囚南冠」(捕らわれの身になっても祖国を忘れないこと)
という四字熟語に関するコメントを頂いたので、
”楚”つながりで「四面楚歌」について調べていました。

そんな折、『項羽本紀』の以下の文に、ムムム・・・。
 歌ふこと数闋(すうけつ)、美人之に和す。
 項王泣(なみだ)数行下る。
 左右皆泣き、能く仰ぎ視るもの莫し。


追い詰められた項羽が虞美人に贈った歌、
「力は山を抜き、気は世を蓋ふ〜(以下省略)」
の次に出てくる文です。

何がムムムかというと、という漢字です。
門構えに癸(キ・みずのと)だから、キと読みそうですが、
”ケツ”なんですね・・。
音楽や行事の一区切りという意味で、上記の「歌ふこと数闋」は、
歌うこと数回、と訳します。

「闋」は漢検の対象漢字ではないですが、ぜひ覚えておきたいですね。

それにしても、項羽は漢軍の四面楚歌という策略にかかり、楚の民が
敵に降伏してしまったのだと思い嘆いた訳ですが・・。
「イヤ、あれは漢側の作戦だ!」と気付かなかったのですかね。
腹心が項羽にそう進言するとか。
(fuji-mocaは歴史に疎いので、生半可な知識です。
 あらかじめご了承くだされ。)

 




ラベル:漢字
posted by fuji-moca at 01:19| Comment(2) | 故事成語・ことわざ集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月16日

「発如鏃矢」って?

またまた漢検の話に戻りますが・・
22年度第3回1級 故事成語の次の問題について。

問題: 発すること鏃の如く、動くことライテイの如し。

解答: 雷霆

「動くこと雷霆の如し」は、『孫子』軍争篇にある言葉です。

 其疾如風、其徐如林、侵掠如火、不動如山、
 難知如陰、動如雷霆。
 
 其の疾(はや)きこと風の如く、其の徐(しず)かなること林の如く、
 侵掠すること火の如く、動かざること山の如く、
 知り難きこと陰の如く、動くこと雷霆(らいてい)の如し。

【意味】
 移動するときは風のように素早く、様子をうかがうときは林のように静かに、
 攻撃するときは火のように激しく、守りを固めるときは山のようにどっしりと構えて、
 行動の知り難さは暗闇のように何も分からず、行動を起こすときは雷のように突然に。


それで、漢検の問題文にある「発すること鏃矢の如く」は、
一体どこの(誰の)言葉なのでしょう・・。
 (先週末せっかく図書館へ行ったのに調べるのを忘れた〜)

訳すとすれば、「矢を放つときは鏃(やじり)のように鋭く」かな。
(なんかヘン?)

ちなみに、鏃矢の読みは”ゾクシ”だと思いますが、
漢字源には「矢鏃(シゾク)」と載っていました。

ゾクシだけに俗詩?じゃないですよね。

ラベル:漢字 漢検1級
posted by fuji-moca at 01:19| Comment(11) | 故事成語・ことわざ集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月11日

故事ことわざの問題(6)

今日は、故事ことわざ&慣用句の問題です。

問8〜12は「〜も無い」という慣用句ですが、調べてみると結構ありますね。
電子辞書の逆引き広辞苑で、「もない」と入れて検索すると、
多くの言葉が出てきました。
実に便利です。電子辞書って。。


1 辛抱は金、ヒキウスは石。  
    辛抱して働いていれば金持ちになれるということ。
 
2 鯨にシャチホコ。      
    どこまでも付きまとって害をなすもののたとえ。

3 北州の千年もフユウの一時。  
    長寿の者も短命の者も、はかないことではどちらも変わりない。

4 コウリョウの子弟。  
    富貴の家に生まれた者。コウリョウはご馳走のこと。

5 コウモリも鳥のうち。 
    つまらぬ者が賢者の中に加わっていること。  
 
6 リソウの戒め。
    前もって災いに備えておかなければならないということ。

7 ゲキリの間。
    道を歩く間。「屐」も「履」もはき物の意。

8 ラッシも無い。  
    順序がたたない。乱雑である。

9 トテツも無い。 
    非常に度をはずれているさま。途方もない。

10 ニベも無い。 
    愛嬌もない。思いやりもない。

11 マギれも無い。 
    まぎれるはずもなく明白である。正真正銘である。

12 情けヨウシャも無い。 
    同情して許すことなどしない。きわめて厳しい。




<解答>
1 碾臼
2 
3 蜉蝣
4 膏粱
5 蝙蝠
6 履霜
7 屐履
8 臈次
9 途轍
10 鮸膠・鰾膠
11 
12 容赦


※問3の「北州」は仏教でいう須弥(しゅみ)世界四州のひとつで、
 そこに住む人は千年の寿命をもつと言われているそうです。
 辞書によっては「北洲」と出ています。

※「〜も無い」は、ほかに「懸念も無い」「是非も無い」「訳も無い」・・etc

今回のネタは何のオチも無く、味も素っ気も無い?
またまた心にも無いことを・・。
失礼しました〜。
posted by fuji-moca at 01:50| Comment(4) | 故事成語・ことわざ集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月17日

故事ことわざの問題(5)

漢検試験までいよいよあと3週間!
今週いっぱいで「頻出度順漢字検定1級合格!問題集」の問題を
ひととおり解いてみる予定です。
あと残っているのは、故事成語・四字熟語・模擬試験問題です。

そんな中で故事成語を10問。



1 ケンロの技。  
    見かけだおしで技量が劣っていること。
 
2 ケンロを避く。      
    賢者のために出世の道を避けて辞職すること。

3 ビロクを友とす。  
    世事に心を煩わされず静かな生活を送ること。

4 ハイシャクに勝(た)えず。  
    これ以上とても酒が飲めないこと。

5 キンタンを啓く。 
    争いの始まり。その事がもとになって不和になったりする。  
 
6 虎グウを負う。
    英雄がある地方に本拠地を構え勢力を張ること。

7 アシフクむ雁。  
    生き物はみな身を守るためにそれぞれ工夫があることのたとえ。

8 李下にケイケイなし。  
    立派な役人のもとでは不正が行われることのないたとえ。

9 長者のハギミソを付ける。 
    有り余った上にさらに物を加える。

10 サライの食(し)。 
    無礼な態度で与える食べ物のこと。サライは「さあ」「そら」。




<解答>
1 黔驢
2 賢路
3 麋鹿
4 杯杓・桮杓
5 釁端
6 
7 葦・銜
8 蹊径
9 脛・味噌
10 嗟来


4.の「桮」は「杓」の異体字なのですが、
出典の『史記』では「桮杓」となっているようで、
解答に両方載せました。

酒に関する故事成語を出しましたが、試験も近づきそろそろ禁酒をしないと・・。
イヤ、まだ大丈夫かな。

ラベル:故事ことわざ
posted by fuji-moca at 00:01| Comment(5) | 故事成語・ことわざ集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする