2014年11月22日

『漢字の成り立ち』の紹介

漢検生涯学習の会員通信vol15で紹介された本、
図書館で借りて読みました。
「漢字の成り立ち 『説文解字』から最先端の研究まで」
落合淳思著 筑摩書房
2014年4月15日 初版発行

白川静や藤堂明保といった、
漢字の神様的な存在の人の字源研究には、
少なからず誤りがあったようです。

これまで通説とされてきた漢字の字源、
たとえば「赤」「望」「盟」という漢字は、
最新の研究によれば学術的には解釈が違うということ。
非常に興味深いです。
あまり書くとネタバレになるので多くは書きませんが、
とにかく「マジか!」と言いたくなる一品です。

歴史でも史実は違っていることが多いように、
漢字も研究を重ねることによって
新たな事実が分かってくるんですね。

ぜひ読んでみては如何でしょう。
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2014年08月13日

知らなかった漢字の意味

今日から短い夏休みが始まりした。

昨日、漢字の面白ネタを探そうと、
紀伊国屋書店(沿線では最大級かも)で物色。
いろいろ悩んだ末、これ買いました。

『知ってるようで知らなかった漢字の意味』二見書房

読み応えのある内容ではないですが(失礼!)
目からウロコといえばウロコで、分かりやすいしネタにはなります。
fuji-mocaはこういう本結構好きです。

婆はババァではなくて、女がぐるぐる回って舞う意、
殊はスペシャルではなくて、体を断ち切って別々にする意、
勉は努力することではなくて、出産の際に力む意、
欧はヨーロッパではなくて、オウと言いながら嘔吐する意、
欧州は嘔州だった、というオチ。

難しい説明はないし、
次の漢字の会定例会の発表ネタにしようかと思う次第です。
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2013年09月16日

漢検生涯学習ネットワーク研修会(第8回)へ行って来ました。

今日は台風直撃、外出できず
家にいるしかありませんね。。

さて、昨日は漢検生涯学習ネットワークの研修会へ行ってきました。
会場は、神宮球場近くの日本青年館。
朝の豪雨とは打って変わって、着いた頃にはすっかり晴れ上がっていました。
持って行った傘も使うことなく、燦燦と降り注ぐ太陽と蝉の声のもと、
明治神宮内をぶらぶら歩き13時ちょうどに着きました。

折しも昨夜、神宮では阪神ーヤクルト戦、
終わった後球場に行けばバレンティンの56号ホームランが見れたのですが
直帰したのでちょっと残念。。

さて、
第一部の講演は早稲田大学の笹原宏之教授で、
講演タイトルは「名字・名前と漢字」でした。
内容はとても分かりやすくて面白く、名字の種類や読みにくい名前、
びっくりするほど変わった名前を幾つも紹介されて、
その度に会場は爆笑の渦でした。
例えば、、、

【名字】
髭さん ・・・鼻毛さんへ改名したとのこと。
勘解由(かげゆ)さん。
素麺さん。
豆腐さん。
土へんに間で、ままなかさん。
斉藤と書いて「なかじま」と読む人もいる。
中島さんは、
東日本では「なかじま」、西日本では「なかしま」。

【名前】
刹那ならぬ殺那(せつな)君。
不死男(ふじお)さん。
狂児(きょうじ)さん。
幽子(ゆうこ)さん。
霊子(れいこ)さん。
ちなみに幽子さんと霊子さんは姉妹で母親は霊能者。(ホントか?)
祭裸男(まつらお)君。
結(リボン)ちゃん。
漢数字の「三二一」を書いて「ミニー」ちゃん。
ところてんと読む「心太」と書いて「しんた」君。・・・
クラゲと読む「海月」と書いて「みづき」ちゃん。
ヒトデと読む「海星」と書いて「かいせい」君。
苺と書いて「もも」ちゃん。

とにかくバリエーションが多いというか、
名簿が作りにくくなっているというのも分かりますねえ。
一時間半の講義、居眠りすることなく楽しめました。

では、この辺で。
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2011年12月14日

キズナの漢字

発表から一日以上経ちましたが、WきずなWについて。

紲、絏、緤、縻、鞅

これらは全て、WきずなWと読みます。
どれも漢検一級の漢字です。
絆も然り。

縲絏・縲紲  罪人として縛られること。
羈縻  束縛して使役する。つなぎとめること。

一級ではよく見かける熟語ですが、あまりいいイメージがありませんね・・。

今年の漢字は「絆」に決定しましたが、
一級漢字が対象になったことに驚きました。
確かに、「常用漢字に限る」なんてルールは無いから、いいのか・・・。(*^_^*)

ちなみにfuji-mocaは、「波」に一票いれました。
結果は4位、まあまあ応募が多かったようです。

3位の「震」は1995年、2位の「災」は2004年に、「今年の漢字」に
選ばれているから、
「絆」が一位でよかったですかね。

あと、手を繋ぐの「繋」は準一級ですが、
トップ20にはいませんでした。
ありそうと思ったけど。。。

何にしろ、「絆」のおかけで一級の勉強になりました。(^-^)/


では、今日はこの辺で。
タグ:漢字
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2011年09月29日

烽火、水泡に帰す。

燧烽(すいほう)」という、狼煙(のろし)の意味の言葉があります。
字を逆にした「烽燧(ほうすい)」も、のろしです。
燧は夜に上げる火ののろしで、
烽は昼に上げる煙ののろし。

烽火(ほうか)」ものろしの意味で、
杜甫の「春望」に出てくる一節、
烽火 三月に連なり」(のろし火が三ヶ月も続く)
でよく知られる言葉です。

さて、戦国時代、武田信玄が築いた烽火台の通信ネットワーク、
居城である甲府から長野、静岡、関東南部まで張り巡らされていました。

しかし当時の燧烽(すいほう)、家臣が酔飽(すいほう)して
サボっていたため伝達できず、重要な情報が水泡に帰した、
なんて笑い話があったようで・・・(^_^)

はたまた、烽火台の下で家臣が烹炊(ほうすい)していたところ、
火が燃え上がったので消そうとしたら、烽燧(ほうすい)に
放水してしまい、やはり水泡に帰したと・・・(^O^)

(上記どちらも作り話です〜。( ^ ^ )/)
それでは、失礼します〜。

酔飽 酒に酔い、食べ物を腹一杯食べること。
烹炊 煮ることと炊くこと。
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2011年09月22日

雨過天晴となりますように。

またしても水の神・風の神が猛雨を、いや、猛威をふるいました。

オフィスにて激しく窓を叩く雨を見ましたが、
その様子はまるで、傾盆大雨(けいぼんたいう)。

夜7時過ぎにJRが運行再開したのを確認して帰路につきましたが、

汐留の地下街は、舞い込んだ木の葉で頗る狼藉なり。
改札は案の定、揮汗成雨(きかんせいう)の呈。
電車はノロノロで、さながら駑馬(どば)の如し。
漸く着いて体グッタリ、疲倦(ひけん)の状態。

とりあえず台風一過、週末はお天気になりそうで、
このまま日本全体が雨過天晴(うかてんせい)となればいいですが・・・。


傾盆大雨:鉢をひっくりかえしたような大雨。激しく降る雨のこと。
揮汗成雨:振り払う汗が、降雨のようであることから、人の多くいるさま。

タグ:漢字
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2011年08月25日

扇の言葉

「地上デジタル放送」は「地デジ」
「スマートフォン」は「スマホ」
「あけましておめでとう」は「あけおめ」
「デパートの地下売り場」は「デパ地下」

何でも簡略化する時代、「漢検生涯学習ネットワーク」はちょっと長すぎるような・・。
漢習ネット」くらいにしといたほうが、言いやすいし書きやすいし。

H23年度第2回の漢検試験、残りあと2ヶ月となりました。
これといってまだ対策を取っておらず、しばらくは今まで同様、
マイペースで漢字の書き取りをやっていきます。

最近知った言葉ですが、「摺畳扇(しょうじょうせん)」。
折りたたみ式の扇、つまり扇子のことです。
「摺」は、たたむ,折り重ねるの意味があり、畳と同系です。
今風に言えば、スマートな扇、「スマ扇」てとこでしょうか。

摺畳扇を略して「摺扇」という言葉もあり、漢字源(学研)にはこちらが載っていました。
扇子みたいにシュッと言葉を縮めるのは、おしゃれというか、
イケてる感じがしますかね。
(センスがいい??)

広辞苑で「扇」を調べると、檜扇(ひおうぎ)と蝙蝠扇(かわほり)扇があり、
それぞれ冬扇・夏扇ともいう、とありました。
かわほりはコウモリの古称、夏の季語ですね。

涼しい日から一転、真夏の暑さが戻って来ました。
この蒸し暑さは当分続きそうかな・・・。
了(しま)ったスマ扇を再び使うことになりそうです。


<参考>
↓こちらの俗語辞典を参考にしました。
http://zokugo-dict.com/year/

↓「漢検生涯学習ネットワーク」についてはこちらを。
http://www.kanken.or.jp/lifelong/
タグ:漢字
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2011年08月13日

真夏の衣

今日から9連休の夏休み。わーい(嬉しい顔)
とはいっても、同じ県内の梓里(しり)へ帰ったり近場へ出かけるくらいで
相変わらずのエコ休みです。

会社に行けば、節電とはいっても適度な空調が利いているので快適ではありますが、
家では一日中エアコンをつけている訳にもいかず。
そんな事で、今日も涼を取りに図書館へ・・・。

 冬日は麑裘(げいきゅう)、夏日は葛衣(かつい)

という言葉があります。
麑裘はこじかの皮でつくった皮衣、葛衣は葛の布でつくった衣。
夏は「葛衣もて時の暑さを禦ぐ」そうです。

「裘」にもいろいろ種類があって、
こひつじの皮でつくった羔裘(こうきゅう)
狐の腋の白い毛でつくった高価な狐裘(こきゅう)
貂(てん)の毛皮でつくった身分の高い人が着る貂裘(ちょうきゅう)

そんな裘のショップ、軽裘(けいきゅう)や旃裘(せんきゅう:毛織の服)などが
多数置いてありますが、一番高価な品物は、黒貂の裘(こくちょうのきゅう)。
黒い貂の皮でつくった衣で、貴人などが着る非常に高価なものだそうです。

ただの布衣(ふい:庶民)であるfuji-mocaは、休みの日はT襯衣(シャツ)に半ズボン。
この暑さ、実家に戻れば衣錦どころか裸裎(らてい)になるかも・・・。

それでは、失礼します。

タグ:漢字
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2011年08月10日

読めない地名に・・汗顔

仕事の関係上、全国の地名を目にすることが多いのですが、
読めなくて悔しい思いをすることもしばしば。

ついこの前、千葉県千葉市にある「誉田」を、WよだWと言ってしまい、
職場の大先輩から、「WほんだWね。」と指摘され。f^_^;)
外房線に「誉田」という駅があります。
帰りの電車で路線ネットワーク図を見たら確かにWほんだWと書いてありました。
(こっち方面には縁が無いからな・・・。)
悔しいというより忸怩たる思いがしました。

他にも最近こんな地名を知ったのですが、残念ながら読めず。。(。-_-。)

兵庫県神戸市: 枦谷(はせたに)
 枦は櫨(はぜ)の異体字。
 郵便番号検索で住所を調べると、
 「神戸市西区櫨谷(はぜたに)町」と出てきます。
 「枦谷」はバス停やガソリンスタンドの名前で使われているようです。

静岡県静岡市: 服織(はとり)
 WふくしょくWと読んでしまった。
 小中学校や郵便局の名前であるようです。
 機織り(はたおり)から? 服所在地が葵区羽鳥だからハトリ?

群馬県富岡市: 南蛇井(なんじゃい)
 なんじゃい、そりゃ!
 なんてシャレを言いたくなりますが、上信線に南蛇井という駅が
 あるようです。

幸いなことに(?)漢検では地名の読み方は出てないですが、
万一出題されて解答を間違えたら、
それこそ致命(地名)傷になるかも・・・。

それでは、この辺で。
タグ:漢字
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2011年08月07日

海のことば

暑い日が戻ってきました。
茹だるような暑さです・・。
そういう時は海の言葉を思い浮かべましょう。

何年か前に、横濱漢字の会で「季節の言葉」という冊子を作りました。
その中で八月の項に載せた「海のことば」を紹介します。

五・七・五の句に、十七のひらがなから始まる「海」がつく言葉を当てたものですが・・
われながら、まあまあ良く出来てたカナ?

 あ: 海驢
 ひ: 海星
 た: 海燕
 い: 海豚
 と: 海馬

 せ: 海象
 つ: 海鏡
 な: 海鼠
 く: 海月
 お: 海狗
 も: 海雲
 ふ: 海蛆

 う: 海栗
 み: 海松
 の: 海苔
 こ: 海鼠腸
 え: 海鷂魚



あ:あしか  ひ:ひとで  た:たこのまくら  い:いるか  と:とど
せ:せいうち  つ:つきひがい  な:なまこ  く:くらげ 
お:おっとせい  も:もずく  ふ:ふなむし
う:うに  み:みる  の:のり  こ:このわた  え:えい

 逢ひたいと 切なく思ふ 海の声

大海原が荒れ狂う事なく、穏やかな濤声(とうせい)を聞かせてくれることを
海神(わたつみ)に祈ります。

それでは。
タグ:漢字
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